水辺の鳥 その10


ガンカモ目 No3

まだまだ、途中ですが皆さん、気長に待って下さい!!



Ducks:カモ科

(Family Anatidae)
Mallard
Mallard
2005.7.15
Detroit周辺 MIにて撮影


Dabbing Ducks:水面カモ類

 カモ目の捕食行動の違いで幾つかに分類でき、Dabbing Ducksは日本語で水面カモ類というように、意味も、そのままで水面に浮いて首しか水に入れないという捕食行動で、完全に水草などを食べる草食性のカモで、その行動から固体の首よりも水深のある場所では捕食行動が出来ない為、基本的に浅場に生息し、その食性から水辺さえあれば何処にでも生息出来るという強みがある。それだけに他のカモ類に比べ繁殖力も旺盛で固体数も多い。
  



英名:Northern Shoveler

学名:Anas clypeata
和名:
Northern Shoveler
4.2.2005
Texas City.TX
Northern Shoveler
Northern Shoveler
3.2.2005
Brazoria.N.W.R.TX
3.2.2005
Brazoria.N.W.R.TX

Ring-necked Duck

Phenix.AZにて
4.2.2006


Northern Shoveler
3.2.2005
Brazoria.N.W.R.TX

 アメリカ南部の冬場に一番多く見かけるアオクビガンの仲間。

 アメリカの国って、ハンティングが釣りと同等に行なわれている国なだけに、時期や場所によってはアメリカのカモはハンティングの対象になるので日本のカモに比べたら非常に警戒心が強いく、場所によってはマジに撮影可能距離内に近づけないので全然、絵にならない場合が多い。特にアメリカ南部の冬場のカモときたら警戒しまくっているので見つけた時には既に飛び立ってしまった後というのが普通だ! そういう事を考え合わすとカモの撮影に一番向いているのは日本のような気がする。

 英名でNorthern Shovelerという名前がついているように、他のカモと比べ、クチバシがシャベルのように平たく幅広いのが特徴である。

 また、特に他の水面カモ類のメスの場合、他の種類のメスとの区別がつき難い場合が多いが、このNorthern Shovelerだけはオスもメスもクチバシが特徴なので他の水面カモ種類のメスとの違いを一目で判別出来る特徴を持っているので区別し易い。

 英名でNorthern Shovelerと言うように、そのクチバシのカッコウを有効利用して捕食している為か? アメリカ南部が湿原や干潟が多いせいか? アメリカ南部では、基本的に湿原や干潟の遠浅の場所にて観察出来る。

 また、オスが似たようなアオクビガンのMallardとの違いは、クチバシの違いもデカイが、ムネの毛と腹の毛の色が全く逆なのが特徴で、Northern Shovelerはムネの毛の色が白い! よって、上の写真のように顔を隠していても体毛でドッチの種類なのか判別する事が出来る。





 確認場所:Houston周辺 TX、Eagle Lake.TX、Atlwater Prairie Chicken National Wildlife Refuge.TX、San Bernad National Wildlife Refuge.TX、Brazoria National Wildlife Refuge.TX、Anahuac National Wildlife Refuge.TX、



英名:Mallard

学名:Anas Platyrhynchos
和名:
Mallard
12.14.2005
Ford Lake.MI
Mallard
Mallard
7.20.2005
Ford Lake.MI
7.20.2005
Ford Lake.MI
Mallard
7.20.2005
Ford Lake.MI


Mallard
12.14.2005
Ford Lake.MI


Mallard
4.19.2006
LA.CA


Mallard
4.19.2006
LA.CA


Mallard
4.19.2006
LA.CA



 ミシガン州デトロイト周辺で一番多く見かけるというか、水辺があるところなら民家の池だろうがその辺の貯め池だろうが、ドブ川だろうが、何処にでもいるアオクビガンの仲間。
 
 いわるゆ、アメリカで一般的に見かけるアオクビガンのなかまで、都市や民家などの周辺部に生息しているものは非常に人馴れしている。 また、そのような場所では野放しにしているアヒルなどとHybridを形成し易い品種のカモ。

 アメリカの図鑑にて分布図と眺めると、基本的に全米中に分布しているが、アメリカ南部の夏場がクソ暑い地域では冬鳥として、カナダなどの冬場が寒い地域では夏鳥として、一応、渡り鳥として渡りを行なうらしいが、アメリカ西部から北部、中西部、東部では通年で生息している。

 また、オスが似たようなアオクビガンのNorthern Shovelerとの違いは、ムネの毛と腹の毛の色が全く逆なのが特徴で、Mallardはムネの毛の色が茶色く、腹の毛の色が白いのが特徴だ。


雌雄比についての行動を観察して思った事

 一見、集団で行動しているように見受けられるが、よく観察してみると、基本的に番いにて行動をしており、集団の中にも規則正しく、ペアの相手が必ず付き添っている。

 集団の中でも必ずペアで行動しているMallardだが、春、メスに卵が生まれ羽化すると不思議とオスは姿を消してしまう。同じ個体を長く観察していると子育ての間、気まぐれにオスが帰ってくる光景を見かける場合もあるが、子育ての間中はオスは何処かへ消えているのが普通の状態だ。

 これは、オスが子育てを拒否しているのか? 或は、オスが子育てから逃げているのか? 理由はハッキリとはオイラには解らなかった。

 夏場は子育ての為に有効なのか? Mallardの親子のほとんどがメスがすべての子供を引き連れて行動しているものばかり多く見かける。 

 また、幼毛では雌雄の判別がなく、成体に近づくに連れてオスとメスとの体毛の差が現れてくるらしい。



 夏場は、比較的に少なかったオスが、秋口から冬にかけて、急激に多く見かけるようになる。その時期は一見オスの方が多くいるように感じられるが、よく見ると必ず番いでペアを組んでいる。

 たまたまなのかも知れないが、子育て時期のMallardって、子育てをしているのが全てメスでペアで子育てをしているものを見た事がないので、私の勝手な想像でMallardのオスの立場になって思ってみた事、それは、「もしかしてMallardのオスって子育てが嫌いで子育ての時は逃げているのか? 」などと想像してみたが、そのような事実を証明出来る証拠もないのでココでは想像だけで終わらせおく。

 また、これも個人的な勝手な想像だが、Mallardのオスが夏場の子育ての時期にはやたらと見かけないが、秋から春にかけては、やたらと多くのオスを見かけるのは・・・・・

 1、 夏場はMallardの毛が子供の毛でメスがやたらと多くいるように見えるだけ?

 2、 秋から冬に多く見られるMallardのオスって実は、夏場はまだヒナだったモノが成体の毛になってオスがいるように見えただけ?

 3、 実は夏前にハンティングの時期があって、オスはその時に目立つから皆、撃たれるのか?

 などと、イロイロと想像してみたが、上記は厭くまでもオイラの想像でしかない。 しかも、聞いた話ではミシガン州のデトロイトではカモやガン、ハクチョウなどをしで保護しているというからテキサス州のようにカモがハンティングされるという事はないから、その考え方はまず間違いだと思う。

 まあ、総合的にオイラが思うには、オスは子育ての時期には全く別な場所に隠れているようにしか感じられないのは、俺だけだろうか?


育雛は基本的にメスだけ!

 全米でMallardの育雛の時期を観察して確実な事は、ヒナの子育ては基本的にメス一羽に全て負担がかかっているようだ! つまり、Mallardは母子家庭で育雛期間中はオスは逃亡の旅に出ているという事だ!

 一度に生まれる卵の数はオイラは数えた事がないから知らないが、育雛の時期にメスが引き連れている雛の数ならよく見かけるので解る。 生まれたばかりの小さな雛の時期だと平均的に5〜10匹の小さな雛を引き連れて池や湖などの水面を泳いでいる光景を4〜6月に全米のMallardの生息地域で容易に観察する事が出来る。

 他の鳥のようにヒナの主食が、ムシや魚、肉などの親鳥が獲物を確保するのが大変な作業のモノを食うわけではなく、基本的に水草などの草食性なモノが主食なせいであろうか? Mallardの育成はメス一匹で生まれたヒナ全ての面倒を見なくてはならないというのは非常に大変な事で、人間の母親だったら確実に育児ノイローゼに懸かっている事であろう!

 しかし、育雛は、やっぱり、どの生物にとっても非常に負担がかかる重労働なのには変りがなく、Mallardでもメスに全ての育数の負担が懸かるせいか、ヒナがある程度大きく育つ頃にはヒナの数も減り、成鳥として最後まで育つのは1〜3匹くらいしかならないのが現状である。

 子供の時は好奇心が旺盛なのは人間だけではなくイヌやネコでも子供のうちは非常に好奇心が旺盛であるが、それはMallardのヒナも変りがなく、池の水面上を家族で泳いでいる時でもヒナ達はイロイロと好奇心が沸く方向へとフラフラと行ってしまう人間の子供と変りがない! しかし、人間の母親と違うのはかあさんMallardは子供を怒る為の言葉がないので、フラフラと何処かに行こうとしているヒナ達を止めるための言葉もなければ、手もないのでヒナ達を静止する事も出来ないでいる、かあさん鳥の困ったような表情は、擬人化して悪いが非常に忍耐のある、おかあさんを想像してしまう。だから、「昔っから童話の世界ではカモやアヒルなどのおかあさんが拓さん想像してくるんだろうな〜」などと思うと、Mallardのおかあさん、アンタはエライ!などと応援したくなってきた。 現代人のおかあさん! 特にアメリカ人の我が侭女性のおかあさんと日本人女性のパチンコに夢中になって自分の子供を夏場、車の中で脱水症状で殺してしまうおかあさん! アンタ等、Mallardのおかあさんを絶対に見習うべきだとオイラは思うぞ!

 そのような、おかあさんの表情を見ていると人間などが面白半分でヒナに興味の涌くようなものを近付けたり、エサを与えたりして遠くで見守るおかあさんが可愛そうになってくる時も多々あるが、それでもオイラもやっぱり、人間の悪ガキなんだな〜。ヒナが来るとナニかして遊びたくなってしまうというのは、人間の悪いエゴだと解りつつやってしまうんですな〜

 孵化後、1〜3週間以内のMallardのヒナはオイラの親指くらいのサイズで、指人形に毛を生やしたような非常に可愛らしい奴で、そのままの姿でいるのならもって帰ってペットにしたいと思ってしまうほどだ! しかも、非常に好奇心が旺盛なのですぐに近付いてくるので簡単に捕まえられそうな可愛いヤツだ! だから、「昔の人はそのまま持って帰って家畜として飼う事が出来たんだろうな〜」などと、勝手に想像してみたくもなった。「多分、それの第一号がアヒルのへの第一歩の始まりなんだろうな〜」






ミシガン州で観察して思った事。

 不思議に思うのは、渡り鳥のくせして、ミシガン州などの冬場がクソ寒い場所で渡りをせずにそのままミシガン州にて越冬する事だ!



アリゾナ州の場合

 アリゾナ州では確実に夏鳥であるらしい。

 クソ寒い地域でも平気で越冬出来るMallardにとって、アリゾナ砂漠の夏の炎天下は彼等には厚いダウンを着て過ごすようなもので、連日が我慢大会みたいなもので耐えられないのでしょうね!



カリフォルニア州 LAの場合

 MallardでもLAのように通年温暖な地域に生息しているモノもいれば冬場がクソ寒い中西部に通年生息している奴もいる。オイラがMallardなら同じ通年で生活するのならLAの方がイイように感じられるのだが、LAでは生息数が中西部に比べ遥かに少ないのは個人的に納得ゆかない面も多い。



 確認場所:Detroit.MI、Ford Lake.MI、Kensinton Lake.MI、Berry Lake.MI、Storny Creek.MI、Phenix.AZ、Los Angeles周辺(Long Beach、Santa Monica、San Pedoro、River Side、Castic Lake、Lake Casitas、Irvine Lake、Corona Lake、Perris Lake、Piru Lake、Pyramid Lake、Lake).CA、Ballona Wetland.CA、



英名:American Black Duck

学名:Anas fulvigula
和名:
Northern Shoveler


 確認場所:Detroit.MI、



英名:American Wigeon

学名:Anas americana
和名:
Northern Shoveler
2.2.2005
Texas City.TX
Northern Shoveler
4.2.2005
Texas City.TX

 


 確認場所:Phenix.AZ、Upper Newport Bay Ecolgical Reserve.CA



英名:Blue‐winged Teal

学名:Anas discors
和名:
Blue-winged Teal
4.17.2006
Upper Newport Bay Ecolgical Reserve.CA
Blue-winged Teal
4.17.2006
Upper Newport Bay Ecolgical Reserve.CA

 図鑑によるとアメリカ西海岸では珍しい部類のカモに属するらしいが・・・・オイラが過去に観察した場所がLA周辺ばかりというのだから、アメリカの図鑑もアテにならないな〜、などとチョット自慢してみた。

 アメリカ西海岸で確実に観察出来る場所はカリフォルニア州のLAのIrvineにある干潟の保護区、Upper Newport Bay Ecolgical Reserve!


 確認場所:Upper Newport Bay Ecolgical Reserve.CA、Houston周辺 TX、Eagle Lake.TX、Atlwater Prairie Chicken National Wildlife Refuge.TX、San Bernad National Wildlife Refuge.TX、Brazoria National Wildlife Refuge.TX、Anahuac National Wildlife Refuge.TX、



英名:Cinnamon Teal

学名:Anas cyanoptera
和名:
Cinamon Teal
4.17.2006
Ballona Wetland.CA
Cinamon Teal
4.17.2006
Upper Newport Bay Ecolgical Reserve.CA

 英名でCinamon Teal、和訳でTeal=小カモという意味があるくらいに通常サイズの他の水面カモ類に比べ小型な為に撮影でもある程度、接近しない事にはマジに小さくて絵にならないカモだ!

 分布図ではアメリカ西海岸からアメリカ中部の砂漠地帯や草原帯などの乾燥地帯にかけて通常のカモが好まないような場所に分布しているようなカモだ! 主にカリフォルニア州の北部を除いた中部から南部にかけて通年で生息しているカモだ!

 分布している場所柄、カモの好むような場所が少ない地域に生息している種類のカモだからか? 分布地域の干潟や湿地帯などに行くと必ずと言ってイイほど見つける事が出来るが、同じ干潟や湿地帯でも固体は同じ場所になん固体も見付けられるほどに、好きな環境条件があるらしい。


 確認場所:Ballona Wetland.CA、Upper Newport Bay Ecolgical Reserve.CA






Hybrid:自然交配種(混血種)
Hybrid

LA.CAにて
4.19.2006

Hybrid

Detroit.MIにて
2.19.2006

Hybrid

Phenix.AZにて
2.19.2006

Hybrid

Berry Lake.MIにて
12.19.2005

Hybrid

LA.CAにて
4.19.2006


 Hybrid、ハイブリッド種、混血種、雑種、交配種などイロイロな呼び名があるが、基本は純潔種ではない雑種、遺伝学的にいえばF1。

 通常、野生動物というものは種が違うと自然下では交配をしないのが普通だと言われがちだが、カモの場合には非常に多くの交配種が存在している。このハイブリッドについて真剣に研究するのも遺伝学的にも進化論的にも面白いような気がするが、私のような個人的な観察ではそのような研究が出来ないから、そのような研究をテーマにしている文献などがあったら面白いな? などと思ってみたりしているが、今のところ、私の独り善がりで勝手に想像してみたりしている程度ですかね!  

 野鳥の中でもカモ目は非常に多くの自然交配種が形成し易い。 それだけに昔の人にとって育種し易く、人にも慣れ易く、家禽にし易かったのであろう。

 カモ類が他の野鳥に比べハイブリッドがし易いのは、幾つかの理由があげられるが、一番の理由はやはり、他の野鳥と違い、違う種類のカモ同士でも群を組んで渡りをしたりする事にあると個人的に考えられる。

 違う種類のカモと群を組むというのは自然界において非常に大きな要因だと私には思える。





Hybrid

LA.CAにて
4.19.2006



民家近くで起き易いアヒルとの雑種

 公園の家や民家近くの野池や湖などで一番多く見かけるというか目立つ雑種は、なんといってもアヒルとの交配種であろう!

 特にペキンダックとの交配種は体毛に白い部分が多くなり自然界に生息しているカモとは大きく異なる模様になるのですぐに解かる雑種である。

Hybrid






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